ルームシェアライフで思いでつくり
東京などの都市部を中心に、今「二人入居可」の賃貸の物件で部屋を分けて住むのが流行しているのだそうです。
二人暮らしって、いいものですよ。
都会で暮らすのはお金もかかることですし、何よりも気の置けない親友と一緒に暮らすのは楽しいものです。
僕も、6年くらいルームシェアをしていたことがあります。
一緒に暮らしていたのは派遣で働いているときに派遣先のコールセンターで知り合った俳優の卵でした。
僕もミュージシャンを目指して頑張っていました。
東京の家賃は高すぎますし、そんなに広い部屋に住みたいわけでもなかったので、友達と自分のプライバシーは保ちつつ、家賃や光熱費は折半して住んでいました。
これは賃貸だからこそできること。
もしも、これが「マンションを購入し、二人で一生添い遂げる」というつもりなら賃貸である必要はないかもしれませんが、僕たちにはそこまでの収入も覚悟もありませんでしたから。
実際、知り合いのカップルで、ずっと一緒に暮らし続けることを前提にマンションを購入した人たちがいました。
でも、時間が経つに連れて、二人の中ですれ違いが起きて、別れてしまいました。
別居は始めたものの、結局契約したほうが莫大なお金を払い続けているみたいです。
お金が足りないときは少し滞ることもありましたが、そこはお互い持ちつ持たれつで、間に合わない月には日雇いのバイトもしたりして、結構楽しくやっていました。
僕がインフルエンザに罹ったときも、ミュージシャンになるのを諦めたときも、彼はいつも僕のそばにいて、眠るまでおしゃべりの相手をしてくれました。
僕は結局プロのミュージシャンになるのは諦めて、就職してしまいましたし、彼も今では舞台俳優として活躍していて、もう一緒に暮らしてはいませんが、夢を追いかけて暮らしていた日々は一生の思い出になりました。
賃貸は、持ち家よりも思い出がたくさんできるものかもしれません。
変わってゆく暮らしも素敵だと思いました。





